好きな人との時間が早く感じるとは限らない

知っておきたい心理学

好きな人と一緒にいると楽しいので時間が経つのが早く感じるといわれます。

しかし、彼氏や好きな人と一緒にいるのに時間が経つのが遅く感じるという人もいます。「本当は彼のことがそれほど好きじゃないのかも…」と心配になる女性もいるかもしれません。

でも安心してください。実は女性の場合は好きな人と一緒にいるときのほうがゆっくりに感じることがあるのです。

お見合いパーティーで実験

好きな人や気になる人と一緒にいるときに時間が遅く感じることは実験でも証明されています。

ミーニョ大学が18歳から27歳までの男女にスピードデートをしてもらいました。

スピードデートとは参加者全員と短時間ずつ会話するお見合いパーティーのようなものです。(恋愛感情を調べる心理学の実験ではよく用いられる手法です)

それぞれが会話する時間は180秒から375秒までが設定されますが、参加者に時間は知らされません。時間になったら終了の合図がされるだけです。

そして会話が終了した後に相手の魅力の評価と、どれくらいの時間話していたと思うかを申告してもらいました。

すると男女で差があることが分かりました。

男は時間が早く感じるが女は遅く感じる

男性の場合は魅力的に感じた女性と会話したときは時間が経つのを早く感じました。

例えば実際には300秒話していたのに自己申告では200秒と答えたりしたのです。

女性の場合は逆の結果となりました。

魅力的と感じた男性と話したときのほうが時間が経つのを遅く感じたのです。

「好きな人を良く知りたい」という脳の状態が遅く感じさせる

なぜこのような違いが出るかというと、脳内で処理している事柄が違うからと推測できます。

女性は「良いな」と思った男性と出会ったら情報を集めようとします。一見すると良い人でも裏の顔があったら大変だからです。

様々な手がかりをもとに相手の本性を暴こうとするので脳の認知リソースを使いますし、多くのことを記憶しようとします。

また相手に良いイメージを与えるために発言に気をつけたりもします。

こういった作業をしているときは時間が経つのが遅く感じると言われています。

男性の場合はこのような作業はしません。外見を重視するので一目見て良いと思ったら積極的にアプローチしようとします。

こういうときはいくら時間があっても足りないと思うので時間が経つのが早く感じるのです。

つまり女性は相手のことをよく知らないうちは時間が経つのが遅く感じることもあるということです。

相手を理解できたあとは時間が経つのが早く感じるようになってくるかもしれません。

参考文献:“Time Slows Down Whenever You Are Around” for Women but Not for Men

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