交際時に撮影した裸の写真や動画を別れた腹いせにツイッターなどのSNSで晒すリベンジポルノ。
当然、犯罪ですが怒りにまかせ自分を制御できない人もいます。
リベンジポルノとまでいかなくとも付き合っているからといって相手が嫌がっているにも関わらず裸の画像や卑猥なメッセージのやり取り、いわゆるセクスティングを強制する人もいます。
こういった行為をする人と付き合ってしまうとネット上に一生自分の恥ずかしい画像が残ってしまうだけでなくトラウマを抱えてしまうリスクもあります。
誰でも付き合う前は変態性や残虐性を隠していますから危険人物を見抜くのは難しいものです。
しかしリベンジポルノや強制的なセクスティングを求める人には共通する性格傾向があります。
リベンジポルノをするのはこんな奴らだ
フェデレーション大学が18歳から73歳までの817名を対象に性格とサイバーDVをする可能性について調べました。
サイバーDVとは恥ずかしい写真を流出させると脅して言うことを聞かせたり、他人のフリをして恋人のSNSに近づいたり、恋人の投稿する内容をコントロールしたりすることです。リベンジポルノも含まれます。
調査の結果、強い嫉妬心、脆弱なナルシシズム、続発性のサイコパス傾向を持つ人はサイバーDVをする可能性が高いことが分かりました。
つまり以下のような性格を持つ人です。
- ヤキモチやきで嫉妬を誘うような刺激に反応しやすい
- 自己愛が強いが不安も抱えている
- 不注意で衝動性が強く共感性が低い
リベンジポルノをする人は直接的な暴力やモラハラをする可能性も高い
サイバーDVと直接的なDVには正の相関があるといわれています。
つまりリベンジポルノをする人は直接的な暴力やモラハラをする可能性も高いのです。
こういったタイプの人と付き合ってはいけません。
また恋人とどんなにラブラブであったとしても裸の写真や動画を送ることはやめましょう。相手がリベンジポルノをするつもりがなくてもシステムの脆弱性により流出するリスクもあるのです。
※興味深いことに今回の研究では強烈なナルシストと原発性のサイコパスにはサイバーDVの傾向は見られませんでした。
ただし他の研究ではこれらのダークトライアド(闇の性格傾向)を持つ人は恋人を虐待する可能性が高いことも分かっています。
この手の実験ではサンプルの偏りによって結果が変わることもあります。
参考文献:Dangerous dating in the digital age: Jealousy, hostility, narcissism, and psychopathy as predictors of Cyber Dating Abuse.