心の状態・症状編
トラウマ
■トラウマ
<trauma>
トラウマとは、ふだん体験しないような恐ろしい体験により、心に生じた深い傷による後遺障害のことをいいます。
1970年代に起こったベトナム戦争の帰還兵が、戦場での悲惨な体験により神経症にかかり、それが心に悪い影響を及ぼすといわれたのがトラウマの概念の元になっています。
戦場の体験は、「感情鈍麻」「過覚醒」を生みだし、日頃は仕事もできない無気力状態にもかかわらず、ちょっとした物音などに過敏に反応するという症状をもたらせました。これがトラウマによる『戦争後遺症』です。
トラウマは、戦争後遺症ばかりではなく、レイプ被害者についてもベトナム戦争の帰還兵と同じように、ちょっとしたキッカケでフラッシュバックなどの症状が出るといわれています。
その後の研究では、戦争やレイプだけではなく、災害の被害者や誘拐事件の被害者などにも同様の症状が出ることが確認され、アメリカ精神医学界の診断基準DSM-IIIで、はじめてPTSD:心的外傷後ストレス障害という診断名がつきました。
- カテゴリ~心の状態・症状編では、以下の内容を掲載しています。
- うつ病
- 強迫性障害
- 心的外傷後ストレス障害:PTSD
- 性同性一障害
- 摂食障害(拒食症・過食症)
- チック
- パニック障害
- 微笑みうつ病
- 神経症
- トラウマ
