心理学基礎用語:その他心理学用語一覧

外向性・内向性

■外向性・内向性
<extraversion/introversion>
 
ユングは人間のエネルギーは外界と内界の2方向に向かっていてそれぞれ外向的、内向的な性格に分かれると考えた。
 
この性格類型は向性検査による指数で判断でき、検査は50の質問で構成され、「はい」「いいえ」で答える。
 
外向的な人は明るく積極的に見え、内向的な人は控えめで慎重派に見えるが、内向性を短所ととらえるのは誤りである。
 
ユングによれば、誰でも外向性と内向性の両方を持っていて、時としてどちらかが極端に優勢になると、無意識に他方が調整しているのである。

ストレス

■ストレス
<stress>
 
セリエSelye,H.によって用いられたのが始まり。
 
生体が示す特異的な症候群の示す状態のこと。
 
仕事上の要請、対人関係、環境や心の傷などの要因(ストレッサー)によって、精神的不安やいらつき、身体症状などが引き起こされる状態のこと。
 
一方、ラザルスLazarus,R.S.は心理的な側面からストレスをとらえ、環境からの要請と、それへの個人の対処能力(コーピング)とのバランスが保たれず、前者が後者を超えるときにストレスが生ずるとした。

セルフ・ハンディキャッピング

■セルフ・ハンディキャッピング
<self-handicapping>
 
試験おとき、「勉強してこなかったよ~」という人は必ずいますね(笑)
 
点数が悪いときのために勉強量が少なかったという理由をあらかじめ用意して、自尊心を守っている、つまり点数が低いのは自分の能力のせいではないということを自分自身とまわりにアピールしているのだ。
 
逆に点数が高ければ、悪条件にもかかわらず好成績を得たことで自尊心は保たれる。結果はどうであれ、プライドは傷つかずにす済むという自己防衛の一種。
 
しかし、セルフ・ハンディキャッピングばかりしていると、ここぞというとき、努力することをあえて抑えてしまうこともあるとか。。。

既視感

■既視感
<deja vu:デジャ・ビュ>
 
それまでに一度も経験したことがないのに、過去に経験したことがあるように感ずること。記憶錯誤の類という説もある。
 
精神病性のものと、非精神病性のものがあり、後者のデジャ・ビュはすぐに消えるが、前者のものは強く残って、実際には体験していないのに、その時のことを確信してしまい、ときには妄想体系へと組み込まれることもある。

ひきこもり

■ひきこもり
 
社会との関わりを避け、何ヶ月もあるいは何年も自室に閉じこもり外に出ないこと。
 
ひきこもりとは医学用語ではなく、状態像を表す言葉。
 
ある時突然、家や自室に閉じこもって外出できなくなる。原因はさまざまで、親子関係に置いて発生したもの、勉強に対しての完璧主義からきたもの、学校や会社でのいじめ、家族や友人の死など。
 
また、精神障害が第一の原因ではなく、ひきこもりになった人達は人間不信、自信喪失感を持っていて、他人への警戒心や緊張感が多く見られる。

フラッシュバック

■フラッシュバック
<flashback>
 
過去の出来事をあたかも再体験するように想起することを指す。
 
薬物依存から脱した場合に生じることが知られているが、近年、心的外傷後ストレス障害(PTSD) の症状の一つとしても注目されている。
 
過去の出来事を過去のこととしてではなく、現在進行中の出来事のように感じることや、普通に想起される場合とは異なって、突発的に想起されるところに特徴がある。

モラトリアム

■モラトリアム
<moratorium>
 
本来モラトリアムとは、支払い猶予期間、つまり債務者の破綻などで経済に大きな打撃を与えると予想される場合に、債務の支払いを延期することを指す。
 
エリクソン E.Eriksonは、このことばを精神分析用語に転用し、青年期に自分の進路を決定するにあたり、なかなか結論が出せないまま目的もなく過ごしてしまうある期間のこと「心理・社会的な猶予期間」とした。
 
彼はこうした期間を、社会的に成長するために、また、より自分らしい人生を選ぶために必要な時間として前向きに捉えた。

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