現実療法
現実療法は、非行少年、非行少女に対するカウンセリングや心理療法で、彼らの更正に尽力したグラッサーの体験、考え方が基本になっています。
従来の心理学の主流の考え方は、人の行動自体は、その人の内側から起こるものではなく、外部からの刺激に対する反応(外的コントロール)でしたが、精神科医のグラッサーの理論では、「人の行動は外部の刺激によるものではなく、自らの選択である」つまり「内的コントロール」であると主張されています。
非行を起こしやすい子どもは達は現実逃避的な行動を起こしやすくなっています。そこでもっと現実を認識していくように導くことが大事であるというのです。
クラッサーは彼らにいたずらに寛容にならず、責任と意思を確認していきます。クライアント中心の療法を取り違えてしまうと、放任や偽りの受容に流されやすいだけに、新たな問いかけになりました。
■現実療法3つの前提
1.クライアントが不幸なのは、満足できる人間関係を持っていないからである。
2.クライアントが満足できる人間関係を持っていないのは、どちらかあるいは両方が、関係を改善しようとして、外的コントロール心理学を用いているからである。
3.そのような関係からは苦痛がもたらされるので、どちらかあるいは両方が、相手が用いている外的コントロールから逃れようとしている。

