カウンセリングはどんな人が受けるの?

一言で『心の悩み』と言っても、その原因は様々です。たいていの場合、複数の要因が絡み合い、気が付くと自分で解決できない状態になっています。
 
家族のこと、友人や恋人、仕事のこと、上司や部下のこと、就職、進学、将来に対する不安など。複雑に絡み合った心の悩みは、根本の原因が何であるか、本人でもわからない場合があるのです。
 
時には、腹痛、頭痛など、身体に影響が現れるケースもあり、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあります。そういう場合は、心理カウンセリングだけではなく、心療内科に掛かる必要もあります。
 
いずれにしても、ちょっとおかしいなと思ったら、あまり我慢せず、気楽にカウンセラーの門を叩いて欲しいと思います。
 
■学校で心の成長をサポート(スクールカウンセリング)
教育の場でおきている『心の悩み』は、教師と生徒との信頼関係が崩壊が、その一因とされています。非行、暴力、不登校、授業妨害など。
 
授業中の私語や先生へのからかいなどで、授業が成立しないケースでは、生徒に「ギャングエイジ」のような幼さを感じる教師もいるようです。
 
また、生徒の問題行動の原因は、学校だけではなく、家庭にその原因があることも多く、家庭環境を配慮したカウンセリングも求められます。さらに、生徒たちだけではなく、生徒との間にできた溝で悩む教師もまた、カウンセリングを必要とする場合があります。
 
■職場で心の健康をサポート(産業カウンセリング)
近年、企業でも、福利厚生などの一環として、企業内カウンセラーを常駐させるところが増えてきています。企業にとっても、社員のメンタルケアは、仕事の効率や社員の勤続年数などに関わる部分として、重要視し始めています。
 
一方、社員の方も、ストレスによる『心の悩み』を抱えている人も少なくありません。
 
ノルマ達成に日夜仕事に明け暮れ、遂に目標を達成したとき、念願の地位を手にいれたとき、達成感と共にポッカリと心に開いてしまう『燃え尽き症候群』や、近年、個人の生き方が多様化していく中で、企業の価値感と、自分の価値観が合わなくなってきていることに悩む人なども増えています。
 
社内の立場や世間体から、カウンセリングに向かう人はまだまだ少数ですが、こうしたメンタル面のサポートを必要とする人は今後ますます増え、それに伴って、企業内カウンセラーの役割も、また大きくなっていくでしょう。
 
企業の効率性と、時に休みが必要な人の心という、二つ相反する狭間に立ちながら、カウンセリングを行っていくのが、社内企業カウンセラーなのです。
 
一方では、社内に限らず、リストラや会社の倒産で職場を失った人達が、新しい人生を見つけるためのキャリアカウンセリングなどを受ける方も増えています。
 
■女性の心の悩みをサポート(女性心理カウンセリング)
女性が社会で活躍する場が広がり、今までは男性しか抱えていなかった領域の悩みが、女性にも及ぶようになりました。
 
就職、仕事の内容、昇進、部下との人間関係、独立・起業、賃金格差など。。。
 
男女平等と叫ばれる中、就職、仕事の内容、昇進、部下との人間関係、独立・起業、賃金格差など、まだまだ女性であるが故に起こる問題というのが、数多く発生しています。
 
そういった、男性では理解しにくい部分の悩みや問題を、女性の立場に立って、いっしょに考えていくのが女性心理カウンセラーです。その他にも、女性だと言うことを理由に起こる問題が、まだまだ社会には多く残されています。
 
例えば、仕事の問題だけではなく、女性は、女性特有の悩みにも、多く直面します。
容姿、恋愛、結婚、出産、不妊、子育て、近所づきあい、嫁姑問題に更年期、介護に老後。。。

 
その他にも、摂食障害、パニック障害、恋愛、不倫、脅迫神経症、ストーキング、離婚、不眠症、セクハラ(セクシャルハラスメント)虐待、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、性同一傷害などなど、女性には、たくさんの問題が発生しています。
 
さらに、自分の問題だけではなく、夫の借金、浮気、ギャンブルなど、家庭内の事情によって、精神的、経済的問題を抱えるのも、また女性です。
 
それだけ女性が『心の病』にかかる可能性が高く、それを克服して行かなくてはならないのです。女性の心理や女性特有の症状を専門にした、女性心理カウンセラーの活躍が期待されます。